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【取材記事】「中里郷土の森」で、自然や生き物について、見て、聞いて、楽しもう!
2020年12月9日|カテゴリー:中里郷土の森プロジェクト
中里郷土の森は、100年以上前からある屋敷林を活かした緑地で、野鳥や昆虫を観察できるほか、生き物の展示などを行っています。自然解説員の松田直孝さんにお話をお聞きました。
緑地で四季折々の自然を体感!
大泉町の中里郷土の森緑地は、100年以上前からある屋敷林を活かした約2,500㎡の緑地。野鳥や昆虫が育つ環境を維持・管理しています。井戸水を活用した小川もあり、夏には飼育しているヘイケボタルの観察会なども行われています。
自然解説員で現場統括責任者の松田直孝さんにお話をお聞きました。
現場統括責任者の松田直孝さん。奥に見えるのは、敷地内の緑地
「広い場所ではありませんが、こんなに身近に豊かな自然があることに驚く来園者も多いです。これから冬にかけて、野鳥が見つけやすくなる季節。双眼鏡や虫あみの貸し出しもありますから、ぜひお立ち寄りください」
「森の学習棟」は新規展示も登場!
森の学習棟の外観
「森の学習棟」では、敷地内や近所に生息する昆虫やドジョウなど身近な水生動物などの展示があります。
また、「ザリガニつり」や「どんぐりピンボール」といった体験型の展示も! 新型コロナウイルス感染予防のため、手を使わずに足で踏んで動かせる展示も取り入れ、10月にリニューアルしました。
森の学習棟の展示物は子どもたちに人気
毎月、自然解説員がご近所を歩いて回り、発見を書き込んでいる「中里周辺いきもの情報マップ」も見るとお散歩の参考になって面白いですよ。
中里周辺いきもの情報マップ
*「森の学習棟」では、令和3年2月23日まで「ねりまの野鳥のくらし展」を開催中!
どなたでも無料でご覧いただけます。
[詳細はこちら]
毎週開催している「自然体験プログラム」
毎週日曜日と毎月第3土曜日には、自然体験プログラムを開催しています。
取材日は「野鳥の巣箱づくり」の体験でした。小学3年生以上が対象で、作った巣箱を園内や自宅に設置し、鳥の冬越しをお手伝いしよう! というもの。
自然体験プログラムの様子
「野鳥の巣箱づくり」に参加した親子
参加した小学校6年生の女の子は、「中里郷土の森に2年生の時から通っていて、鳥が大好きになった。巣箱に野鳥が入りやすいように、入口に一生懸命ヤスリをかけた」とコメントをくれました。
自然体験プログラムは、「葉っぱで花束」、「冬眠中の虫さがし」など、ワクワクするような企画が目白押し。開催告知は、中里郷土の森のホームページやニュースレター(2か月に1回発行)で行っています。開催前月10日から翌月分の予約を開始しますが、すぐに満員御礼になってしまうほど人気です。
自然解説員がいるから安心で楽しい!
中里郷土の森は、自然解説員が常駐しいることが魅力の一つとなっています。野鳥や昆虫、植物の知識や、教員免許を活かした子どもの対応など、それぞれに得意分野があります。
「葉っぱじゃんけん」を子どもたちから誘われている、自然解説員の酒井くるみさん
自然解説員の酒井くるみさんは、「子どもたちが『こんな虫がいたよ〜』と持ってくるんですが、ただ名前を教えるだけじゃなく、好きな食べ物や習性を教えるなど、私たちを介して興味の幅が広がってくれたらいいなと、そんな気持ちで接しています」と語ります。
週に4〜5日は来ているという小学2年生の女の子
自然解説員とおしゃべりしたくて、放課後、毎日のように過ごす子どももいます。保護者からも「いつも『楽しかった〜』と言って帰ってくるんですよ」との声をいただきました。
寄付の特典は「ホタルの特別観察会」
「練馬みどりの葉っぴい基金」の「中里郷土の森プロジェクト」の寄付金の募集をしています。すでに目標額に達していますが、引き続き令和3年4月30日まで募集中。
寄付をしてくださった方には特典として、令和3年夏、敷地内で行う予定の「ホタルの特別観察会」にご招待いたします。
(取材日:令和2年11月22日)
練馬区立中里郷土の森の場所
練馬区大泉町1-51-2
中里郷土の森緑地公式サイト
「中里郷土の森プロジェクト」への寄付を募集中!
令和3年4月30日まで
[詳細はこちら]
問合せ:練馬区みどり推進課
電話:03-5984-1659