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まちのみどりを増やす第一歩!コミュニティ・ガーデナーコースの講座を見学しました
2024年6月28日|カテゴリー:お知らせ, みどりの区民活動応援プロジェクト
地域活動の基礎を学べる区民向け講座、「つながるカレッジねりま」。様々なコースがあり、実践的な知識や地域活動団体の立ち上げノウハウなども学べるのが特徴です。
今回は、公園や駅前等の花壇活動に必要な知識を身につけられる「コミュニティ・ガーデナーコース」をご紹介します。(取材日:令和6年(2024年)6月6日)
座学と実習で花壇活動のイロハを学ぶ
「つながるカレッジねりま」の講座のうち、「みどり分野」にかかわるコースは2つあります。ガーデニングの専門知識を学び、公園や駅前等の花壇「区民協働花壇」の活動に主体的に取り組む人材を育成する「コミュニティ・ガーデナーコース」と、憩いの森の管理活動に必要な知識と技術の習得を目指す「ねりまの森維持管理コース」です。
「コミュニティ・ガーデナーコース」では、四季の香ローズガーデンを拠点とし、22名の受講生が年間予定カリキュラムにあわせて学びます。取材に伺った日は、座学で土の役割や花壇づくりの道具、植栽作業について学んだ後、実習では花苗の植え付け作業を行っていました。
受講生みんなで決めた花壇テーマをもとに花とみどりを植え付けていきます
花壇にはアフリカンマリーゴールドバニラやセンニチコウ‘ファイヤーワークス’などが植えられました
植え付けの後は、じょうろを使っての水やりです。植え付け日の水やりは特に重要とのこと。想像以上の水の量の多さに、受講生からは驚きの声が上がっていました。
根元にしっかり水が届くように、じょうろを低い位置に構え、まんべんなく注ぎます
実習後は講習棟に移動し、実習でのポイントや前回の課題を振り返りました。新たに出された次の課題は、「まちなかで新規花壇を作る候補地を探す」です。道路に面している、誰でも見ることが出来る、水道が近いなど、花壇の設置に適している場所を選び、簡単なレポートにまとめます。区民協働花壇の活動団体を立ち上げるための知識やスキルなども学んでいくのが、このコースの大きな特徴です。
和やかな雰囲気で、ガーデニングの知識などを楽しく学びます
受講のきっかけとその思い
令和6年度「コミュニティ・ガーデナーコース」受講生の小海(こかい)さんと伊藤さんがインタビューに応じてくださいました。
小海(こかい)さん(左)と伊藤さん(右)
―――受講のきっかけは?
伊藤さん「つながるカレッジ受講生募集のポスターが地域の掲示板に貼ってあり、それを見て応募しました。植物に興味があったことと、新しいことを始めてみたいと考えていたところだったので、ちょうど良いタイミングでしたね」
小海さん「わたしは練馬区のホームページからこの講座を知りました。もともと家でバラやハーブを育てており、ガーデニングの知識をより深めたいと思ったのがきっかけです。また、昨年会社を退職しまして、地元に根付いた活動ができたらよいなと受講を決めました」
伊藤さん「土と植物に集中できる時間は気持ちいいですね。学んでいくうちにまちのみどりを見る目が変わり、少しずつ分かっていくのが楽しいです」
―――受講して初めて知ったことはありますか?
伊藤さん「花壇は誰が管理しているのだろうと疑問でしたが、地域の方々が区と協力して管理しているのだと知りました。また、練馬区に長年住んでいますが、みどりを守り育む活動を区全体で取り組んでいることもこの講座を通して知りましたね」
小海さん「植物の根っこも空気を吸う、というのを初めて知りました。今日の植え付けでも、あんなにも多くの水を与える必要があるのだとか、まだまだ知らないことがたくさんあります」
小海さん「土いじりは楽しい!今回は植え付け作業のみでしたが、次は自分たちでフカフカな土壌をつくり、植え替え作業などもチャレンジしていきたいです」
―――区民協働花壇の良さはどんなところにあると思いますか?
伊藤さん「まちの中にある花を見るとなんだか気持ちが安らぎます。特に練馬区は、みどりの管理がとても充実しているなと感じます。だれもが楽しめるような練馬の花やみどりはこれからも守っていきたいですね」
小海さん「花があるは“華がある”に通じると思うんですよ。きれいに手入れされた花壇の近くにゴミを捨てようとは思わないし、それを維持していくことが美化や治安維持につながっていきますよね。まちのみどりを守る活動がどんどん広まれば良いですね」
本日の受講生と講師のみなさん。ぴいちゃんを囲んで、はいチーズ!
みどりを守り育てる活動団体を応援する「みどりの区民活動応援プロジェクト」
区内には憩いの森の管理団体など、みどりを守り育む区民団体が多数あります。練馬みどりの葉っぴい基金ではそのような区民団体の活動がさらに活性化するよう、管理活動等に使用する用具を充実させ、支援していきます。
寄付金の募集期間は令和7年(2025年)3月31日まで。引き続き、寄付のご協力をお願いします。
この他にも様々なプロジェクトがあります。皆さまからのご支援をお待ちしています。