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令和5年度「練馬みどりの葉っぴい基金」の振り返りと新規プロジェクトの紹介
2024年3月28日|カテゴリー:お知らせ, 平成つつじ公園プロジェクト, みどりの区民活動応援プロジェクト, 牧野記念庭園プロジェクト, 中里郷土の森ホタルプロジェクト, 区民の森プロジェクト, 練馬のみどり全般を守り育む
いつも「練馬みどりの葉っぴい基金」を応援していただき、ありがとうございます。令和5年度は牧野博士をモデルとした連続テレビ小説「らんまん」の放送や「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京」の開園、「全国都市農業フェスティバル」の開催があり、“ねりま推し”を合言葉に練馬区全体に活気のある1年でした。練馬みどりの葉っぴい基金ではプロジェクトが達成し、計画的に稼働させることができました。令和5年度を振り返りながらご紹介します。
全国からファンが集まる牧野記念庭園
練馬区立牧野記念庭園は、牧野博士が30余年を過ごした住居と庭の跡地を整備した東大泉にある庭園です。牧野富太郎博士をモデルにしたNHKの連続テレビ小説「らんまん」。令和5年(2023年)4月3日〜9月29日に放送され、令和の牧野博士ブームを生み出し、注目が集まりました。
令和5年(2023年)2月28日に寄付募集を終了した「牧野記念庭園書斎再現プロジェクト」では多くの寄付が集まり、牧野記念庭園の書斎の再現展示がついに完成しました。一般公開前の4月1日・2日、プロジェクトの寄付者を書斎に招待し、見学会を開催しました。
【取材記事】牧野記念庭園の書斎の再現展示がついに完成しました!
リアルに再現された博士の書斎
見学会の様子
令和5年4月からは牧野博士が育んだ植生の保全や、博士の功績を次世代に伝えるため展示の充実を目指して「牧野記念庭園プロジェクト」がスタートしました。6月の園内には博士が名付けたヒメアジサイや、博士が標本を取ったベニガクなどの様々な紫陽花が咲き、来園者からは感嘆の声があがっていました。
「牧野記念庭園プロジェクト」の寄付金募集中!~植生の保全と展示の充実に役立てます~
牧野記念庭園内に咲くヒメアジサイ
ベニガク
令和5年10月15日(日)に開催された「第46回練馬まつり」では、練馬区みどり推進課と牧野記念庭園が合同でブースを出展し、募金箱の設置や牧野博士の認知度アンケートなどを行いました。
【取材記事】第46回練馬まつりに「練馬みどりの葉っぴい基金」のブースを出展しました!
雨の中行われた「第46回練馬まつり」
【寄付状況】
目標額:1,000,000円
寄付金額:5,926,800円(令和5年4月~令和6年2月まで)
件数:184件
「牧野記念庭園プロジェクト」は令和6年度も継続しますので、引き続き応援をお願いします。
中里郷土の森ホタルプロジェクト
練馬区立中里郷土の森は、都内でも珍しいホタルを見ることができる公園です。ホタルの飼育環境の拡充などを目指し、令和5年4月から始まった「中里郷土の森ホタルプロジェクト」。寄付者特典として「令和6年度ホタル観察会 優先参加枠」もあり、多くの方に関心を持っていただきました。
【取材記事】中里郷土の森の「ホタル観察会」に、延べ約1,800人の方がご来場されました!
初夏に開催される「ホタル観察会」は毎年大人気のイベントで、令和5年度は約9,000人からの応募があり、当選倍率は4倍以上にものぼりました。6月16日〜7月9日の毎週金・土・日曜の夜に開催され、来場人数は延べ約1,800人。水辺にホタルが舞い、幻想的な風景を楽しめました。
【取材記事】中里郷土の森の「ホタル観察会」に、延べ約1,800人の方がご来場されました!
中里郷土の森のホタル観察会。園内ヘイケボタル
ホタル観察会の様子
ホタル生育のためには、園内の整備が欠かせません。園内の池や小川は、自然の川のような流れがないため泥や落ち葉が溜まりやすいそう。秋冬に泥をかき出し、幼虫が育ちやすい環境を作り、初夏のホタルの生育に繋げていきます。
【取材記事】中里郷土の森のホタル保護活動が始まっています!
地域のボランティアスタッフと一緒に池の泥や落ち葉をかき出す作業
【寄付状況】
目標額:1,000,000円
寄付金額:1,602,686円(令和5年4月~令和6年2月まで)
件数:44件
練馬のみどりを応援する長期プロジェクト
「区民の森プロジェクト」で寄付を募集している公園のひとつ、「練馬区立こどもの森」。8月、プレーリーダーに見守られ、一緒に遊びながらのびのびと過ごす園内の子どもたちを取材してきました。
【取材記事】自然の中で泥だらけになって遊べる「こどもの森」
取材日に開催されていたベーゴマ大会。子どもたちは昔ながらの遊び方で楽しんでいました
「区民の森プロジェクト こどもの森コース」では、冒険ゾーンの整備などに活用するために寄付を募集しています。引き続き、皆さまの応援をお待ちしています!
【区民の森プロジェクト 寄付状況(令和6年2月末時点)】
稲荷山の森コース……金額:60,976,000円/件数:59件
大泉井頭公園コース……金額:281,849円/件数:34件
こどもの森コース……金額:489,156円/件数:34件
早宮けやきの森コース……金額:1,111,000円/件数:47件
合計金額:62,858,005円
件数:174件
【練馬のみどり全般を守り育む 寄付状況】
金額:176,782,438円
件数:290件
寄付金の活用実績
令和2年11月末に募集を終了した「ローズガーデンプロジェクト」。皆さまの寄付金によって植栽されたシンボルローズも、 四季の香ローズガーデンで春と秋にみごとな花を咲かせています。 オータムフェスティバルと秋バラの魅力について取材をしました。
【取材記事】秋のバラを堪能!「四季の香ローズガーデン2023オータムフェスティバル」が開催中!
寄付者特典で植栽されたシンボルローズ‘四季の香’
「(仮称)農の風景公園」は正式名称は、「高松みらいのはたけ」に決まり、令和5年3月20日に念願のオープン。「夏野菜収穫体験」や、「第17回 練馬大根引っこ抜き競技大会」など様々なイベントが開催され、区民の農業体験公園としてさっそく大活躍。
【取材記事】高松みらいのはたけで「寄付御礼 夏野菜収穫体験」を開催しました!
【取材記事】練馬区立高松みらいのはたけで「第17回練馬大根引っこ抜き競技大会」が開催されました!
立派に育ったトウモロコシや枝豆などの夏野菜を収穫!
練馬大根引っこ抜き競技大会に参加した家族
令和5年2月に募集を終了した「(仮称)農の風景公園プロジェクト」の寄付金を活用した園内のトラクターも、様々なイベントに登場していました。
ラッピングトラクター。第46回練馬まつりのフォトスポットでも活躍!
新規プロジェクトの紹介
令和6年4月から、新しい2つの短期プロジェクトの寄付募集が始まります!
平成つつじ公園プロジェクト
平成つつじ公園は、西武池袋線練馬駅前に立地する区の顔となる公園です。開園から30年を迎え、全面改修を行います。公園の改修にあたっては、寄付金を活用し、より一層魅力的な公園となるよう植栽の充実を図ります。
目標額:100万円
募集期間:令和6年4月1日~令和7年3月31日
みどりの区民活動応援プロジェクト
区内には憩いの森の管理団体など、みどりを守り育む活動を行なっている区民団体が多数あります。みどりを守り育む活動を行っている区民団体の活動がさらに活性化するよう、団体が行うイベントや管理活動等に使用する用具を充実させ、支援していきます。
目標額:100万円
募集期間:令和6年4月1日~令和7年3月31日
「憩いの森等の区民管理」についてはこちら
「区民協働花壇」についてはこちら
今回ご紹介した「平成つつじ公園プロジェクト」と「みどりの区民活動応援プロジェクト」は、募集期間を限定した短期プロジェクトです。この他、長期プロジェクトもありますので、令和6年度も多くの皆さまからのご支援をお待ちしています。
※「牧野記念庭園プロジェクト」は、令和6年度も寄付を受け付けます。