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【取材記事】(仮称)農の風景公園で「第16回練馬大根引っこ抜き競技大会」が開催されました!

2022年12月26日|カテゴリー:(仮称)農の風景公園プロジェクト

雲一つない青空が広がる12月4日(日)、(仮称)農の風景公園(高松2-23)で「第16回練馬大根引っこ抜き競技大会」が開かれました。競技大会では、制限時間内に引き抜いた大根の本数と長さが競われ、「ガンバレ~!ガンバレ~!」という歓声と笑顔が溢れる中で、大人も子どもも気持ちのいい汗を流していました。

競技大会は12月の風物詩に

受付には、朝早くから参加者が続々とエントリー。長靴を履いてきたり、チームでお揃いのTシャツを着てきたりと準備万端です。家族5人で参加する小学校1年生の女の子は、「優勝したい」と気合十分!

大会の横断幕

お手製の大根付きTシャツで参加したご家族

開会式では、大会会長の前川燿男練馬区長が「今でも練馬区と言えば、練馬大根です。これ程成功したブランド名は他には無いのではないでしょうか。練馬の農業者家の皆さまに敬意を表したいと思います」と挨拶。

ルール説明の後、全員で準備体操をしていよいよ競技スタートです。

全員で準備体操!

総勢568名が、本数や長さで競い合う

競技は、選手権の部(男女別)は個人が抜いた本数を、グループ参加の部(15歳以下の子どもと保護者)は大根の長さを、制限時間1分で競います。

競技中の様子

練馬の伝統野菜「練馬大根」は、広く出回っている青首大根よりも長く、引き抜くのに2~3倍の力が必要だと言われています。引き抜く途中で大根を2本折ってしまうと失格というルール。

長くて重そうな大根が採れたね

計量中の様子

今年は、選手権の部に76人、グループ参加の部に130組(招待含む)、総勢568名が参加しました。20代の男性は「前回は2本折れてしまい失格だったので1本も抜くことができなかった。今日はリベンジです」と、真剣な表情で話してくれました。

大会のために用意された大根は5,000本以上。大根を育成・管理してきたJA東京あおばによると、「かなり大きく育っている」とのこと。

生い茂る練馬大根の葉

のびのびと育った練馬大根

強者ぞろいの決勝戦

選手からは、なかなか大根を引き抜けず「マジできつい!」という悲鳴も。「一本しか抜けなかった」「大変だけど楽しかった」と、子どもたちの声。大根の種まきや間引きを、JA東京あおばの職員と一緒に行ってきたという家族は、「こんなに育って嬉しい。良い思い出になった」と笑顔いっぱいでした。

選手たちは大根を抜く、走る、置くの繰り返し

選手権の部の決勝戦にいけるのは、予選の上位5人。優勝経験がある人、連覇を狙う人など強者が揃いました。制限時間は2分。

結果は、男性の部1位は23本、女性の部1位は21本、長さを競うグループ参加の部1位は101cmという記録でした。詳細は、JA東京あおばのホームページに掲載しています。

引き抜いた練馬大根は学校給食に

競技終了後は、まだ畑に植わっている大根を誰でも引き抜ける時間があり、応援に来ていた方々も大根の引っこ抜きを楽しんでいました。

子どもたちも練馬大根と格闘!

引き抜かれた練馬大根は、区内の小中学校で学校給食の食材として提供されました。

積み上げられた練馬大根

トラックでJA東京あおばに運ばれその日のうちに洗浄されます

受付の隣では、JA東京あおばによる地元の旬の野菜の即売会がありました。大ぶりのブロッコリーやサトイモなど、参加賞の大根と合わせて持ち帰る来場者もが多くいました。

JA東京あおばのブースでは新鮮野菜を販売

トラクターを調達するための寄付を募集中!

練馬区では、練馬みどりの葉っぴい基金の「(仮称)農の風景公園プロジェクト」で、今年4月から寄付を募集しています。野菜作りや農業体験イベントなどで活躍するトラクターを調達する予定ですので、引き続き、皆さまのご支援をよろしくお願いします!
プロジェクト詳細はこちら

「練馬みどりの葉っぴい基金」のPR告知ブース

(仮称)農の風景公園(令和5年3月開設予定)
所在地:東京都練馬区高松2-23

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