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【取材記事】大泉井頭公園で水辺に親しんでみよう!

2021年10月29日|カテゴリー:区民の森プロジェクト

練馬みどりの葉っぴい基金「区民の森プロジェクト」の一つとして寄付の募集をしている「大泉井頭公園」をご紹介します。ここは白子川の源流部にあり、水辺を楽しむことができる区内では数少ない公園です。秋晴れの10月の昼下がり、訪ねてみました。

白子川源流のある公園

白子川は、大泉井頭公園の「七福橋」を起点に、埼玉県和光市を横断して板橋区の新河岸川に合流するまで、およそ10㎞を流れる荒川水系一級河川です。「七福橋」から下流の「火の橋」まで、白子川沿いにつくられた約5,700㎡の細長い大泉井頭公園は、昭和40年に開園しました。

水辺のデッキは川と近いよ

ふれあい広場花壇のシュウメイギク

公園内の井頭池の水辺はデッキになっていて、木道で降りることができます。湧水というとボコボコと湧いているようなイメージですが、ここは公園全体で染み出しているタイプとのこと。水草の陰にザリガニ、水面にはアメンボがたくさん泳いでおり、源流部の川底は護岸になっていないため、自然な状態で水草が茂っていました。ふれあい広場の花壇には、シュウメイギクが咲いていました。

コサギ、カワセミに遭遇!

火の橋から見た景色

「火の橋」から井頭橋方面へ護岸沿いを歩いていくと、コサギが川の中をそろり、そろりと歩いていました。「カワセミがいるわよ」という女性が指差す先に目をこらすと、小枝にとまっていました!「飛ぶ宝石」や「清流の宝石」とも呼ばれるカワセミを、近い距離で観察できるのも川幅の狭い白子川ならではの良さ。「こういう出会いがあるから、散歩が楽しみなんです。先日はカワウも見かけました」と、女性は教えてくれました。

「親子で白子川大調査!」イベント

練馬区立中里郷土の森では、「親子で白子川大調査!」と題して、大泉井頭公園の源流部の川に入って生き物を捕まえるイベントを毎年行っています。5回目となる2021年10月9日のイベントには、保護者を含め10人が参加。カワリヌマエビ属の一種がなんと約500匹、ザリガニ154匹に加え、アブラハヤ、ホトケドジョウ、ヒキガエル、アオダイショウ、クサガメなど、普段なかなか見ることができない生き物を捕まえることができたそうです。

ねりまの名木が2株

井頭橋のたもとには、区登録文化財で「ねりまの名木」にも指定されているマルバヤナギの老大木が2株あります。ヤナギと言えば一般的にシダレヤナギの細い葉をイメージしますが、マルバヤナギは、その名の通り、葉が丸みを帯びているのが特徴で、堂々とした大木は夏に木陰をつくってくれます。

お子さんも遊べる!遊具のある広場

井頭橋のすぐそばは、遊具のある広場です。「ブランコや滑り台など、複数の遊具があるので、子どもが気に入っています」と、子連れのママからのコメントです。

練馬区役所本庁舎で淡水魚が見られる!

練馬区役所に行った際には、本庁舎1階アトリウムの水槽をのぞいてみてください。アブラハヤなど白子川と石神井川に生息している淡水魚を展示していますよ。小さなきっかけでも興味を持ったら、東京23区内で唯一、源流のある大泉井頭公園へ足を運んでみてください。

区民の森プロジェクト 大泉井頭公園コースで寄付募集中

練馬みどりの葉っぴい基金では、将来「水辺空間の創出」をテーマとした公園づくりに活用するために寄付を募集しています。皆さまの応援をお待ちしています!

大泉井頭公園の場所


東大泉7-34-1

※「大泉井頭公園」は、どなたでも無料でご来園いただけます。
※ご来園の際は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための対策にご協力をお願いいたします。

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