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【取材記事】練馬区立高松みらいのはたけで「第18回練馬大根引っこ抜き競技大会」が開催されました!

2025年1月30日|カテゴリー:練馬のみどり全般を守り育む, (仮称)農の風景公園プロジェクト

雲ひとつない晴天に恵まれた令和6年12月1日(日)、高松みらいのはたけ(高松2-23-17)で「練馬大根」を引き抜くイベント「第18回練馬大根引っこ抜き競技大会」が開催されました。
「ガンバレ~!」という元気の良い声援が飛び交う中、この日のために育てられた約5,000本の練馬大根を、力いっぱい引き抜きました。大会の盛り上がりをお伝えします。

練馬の12月の風物詩!

受付には、朝早くから参加者が続々とエントリー。ゼッケンをつけ、みんな気合いが入っています!

「優勝目指してがんばります!」「負けないぞ!」と、初参加のいとこ同士の男の子

大会が始まるまでの間、ラッピングトラクターに乗って記念写真を撮る子どもたち。トラクターは、みどりの葉っぴい基金の寄付金を活用し、調達されたものです

開会式で挨拶した大会会長の前川燿男練馬区長は、「私が最も力を入れてきた政策の1つが都市農業です。練馬大根は、その都市農業の先駆者だと思っています。これほど成功したブランドは他にありません」と、江戸時代から続く練馬の伝統野菜「練馬大根」の全国的なブランド力を強調しました。

大会副会長の久保秀一JA東京あおば代表理事組合長は、「この大会は、12月の風物詩として定着しています。」と挨拶。猛暑が続いたため、今年の大根は生育不良で種をまき直して育てたことなどを説明しました。

「大きく育っている大根もあれば、小さい大根もあります。収穫した大根は、明日の小中学校の給食になります。子どもたちが喜ぶように、皆さま、極力折らないように大切に扱ってください。」と呼びかけました。

左から前川燿男練馬区長、久保秀一JA東京あおば代表理事組合長

農家の渡戸秀行さんから大根を引き抜くコツ、大会審判長の相原健太さんからルールの説明を受けた後、全員で準備体操をしていよいよ競技スタートです!

大根を抜くコツは、土から出ている白い部分を両手でしっかり持ち、腰を痛めないようひざをしっかり曲げ、真っすぐ上に引き抜くこと。「左右に揺らすと折れてしまいますよ!」と、渡戸さん

ケガがないように全員で準備体操!

準備運動は、渡戸さん作詞・作曲の「練馬大根引っこ抜き方教えます。」に合わせて行います。振り付けを担当したのは、体操講師の坂田有紀さん

総勢371名が練馬大根に悪戦苦闘!

競技は、「選手権の部(男性の部・女性の部)」「グループ参加の部(15歳以下の子どもと保護者)」「記録の部」の3つに分かれています。選手権の部は、制限時間1分で抜いた本数を競います。引き抜く途中で大根を2本折ってしまうと失格となるルールです。

グループ参加の部は、引き抜いた大根の長さを競います。制限時間は2分。
記録の部は、競技中に引き抜かれた大根の中から、最も長い大根、最も重い大根、おもしろい形の大根を競います。

今年は、選手権の部に125名、グループ参加の部に59組246名、総勢371名が参加しました。

「ムリ~!」「全然抜けない!」「ウソでしょう~!」とあちらこちらから悲鳴が聞こえてきました

赤鬼さんもこの表情です

3回目の出場という男性は、前回よりも記録が伸びてにっこり

猛暑により生育にばらつきがあったせいか、「今年は抜きやすかった!」という声もあれば、「今年は頑固でびくともしない!」という声もあり、どちらに当たるかは大根との縁次第だったようです。

優勝は男性の部22本、女性の部20本、グループ参加の部は91cm!!

選手権の部で決勝戦に進出できるのは予選上位5位以内。決勝戦は制限時間2分で競います。

応援にも力が入ります

見事、男性の部で優勝した江口崇さんが引き抜いた本数は22本。「予選から細い大根に当たり、勝ち抜けてラッキーでした」と驚きを隠せない表情でした。

女性の部で優勝した玉利奈津樹さんの引き抜いた本数は20本で、なんと2回目の優勝です。「3歳の子どもを抱きながら屈伸運動をして、イメージトレーニングをしてきたのが良かったかな」と、笑顔で話してくれました。

長さを競うグループ参加の部の1位は91cmという記録で、同率1位が2名いました。詳細はJA東京あおばのHPに掲載されています。

男性の部優勝の江口崇さん

女性の部優勝の玉利奈津樹さん

「楽しかった!」「来年も参加したい!」

競技終了後は、「楽しかった!」「来年も参加したい!」「リベンジしたい!」という声が多く聞かれました。

大会の後には、畑に残っている大根を引き抜くことができる時間もあり、応援に来ていた人々も引っこ抜きを楽しんでいました。

お父さんが子どもを引っ張って、子どもが大根を引っ張って…。こちらは「おおきなかぶ」作戦発動中!

引き抜いたそばからどんどんトラックに積み込まれ、運ばれて行く大根。区内の小中学校の給食になります

笑顔がいっぱいの大会でした!

大会が終了して静まりかえる畑。また来年!

皆さまからの寄付を募集しています!

練馬区立高松みらいのはたけで活躍しているラッピングトラクターは、練馬みどりの葉っぴい基金の「(仮称)農の風景公園プロジェクト」の寄付金を活用して調達しました。このプロジェクトの寄付金募集は終了しましたが、練馬みどりの葉っぴい基金では、複数のプロジェクトを用意し、寄付を随時募集しております。引き続き、皆さまのご支援をよろしくお願いします!

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練馬区立高松みらいのはたけ

所在地:練馬区高松2-23-17
開園時間:午前9時〜午後5時

休園日:年末年始(12月29日から1月3日)
電話:03-5848-6761
ホームページ
公式X(旧Twitter):@t_mirainohatake
公式Instagram:@t.miraino.hatake

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